Technology イシダの技術力
「組み合わせ計量」の登場が、世界を一変させる


1968年、高知県の農協様から「大きさ形状の異なるピーマンを定量(150~152グラム)で袋詰めできる機械が欲しい」とのご要望から開発を開始。当時は高度経済成長期で世の中が豊かになりつつあり、スーパーマーケットの発展期でした。食品の販売形態は、対面販売の量り売りから定量袋詰め(事前計量)へと変わり、この定量袋詰めを実現することが時代の要請でした。技術陣は従来とは全く異なる発想で世の中に無い計量システム開発に挑戦。試行錯誤の末、1972年、世界初の「組み合わせ計量機」システムを発明。当時は海外でも「機械のモンスター」と呼ばれるほど大きな反響を呼びました。大きさや形状が異なる商品を組み合わせる「定量計量」方式は、国内外様々な食品の自動計量に活用され、世界中の食品工場のスタンダードとなりました。
世界の食品工場にトータルソリューションを提供

イシダは、計量機メーカーとして創業し、世界初の「組み合わせ計量機」を始め数々の計量システムを世の中に送り出してきました。さらにお客様のニーズにお応えするため、計量の前後工程に関わる包装機や異物検査・品質検査・梱包装置など、次々と開発していきました。今日では、製造工程全体を最適化するために、計量、包装、検査、搬送、梱包などの各工程を効率的に連携させ、トータルシステムを提供しています。生産性と品質を両立させながら安全・安心な食品生産に貢献するイシダのシステムは世界中の食品工場を支えています。
食品産業の生産性向上と品質管理に貢献




イシダは、「三方良し」という企業理念のもと、常にお客様の声に真摯に耳を傾け、革新的な技術を生み出してきました。計量、包装、検査技術に加え、AIやIoT技術を融合した高度な自動化システムを開発し、生産地から食品工場、物流システム、小売店舗に至るまで事業領域を拡大してきました。食品関連産業のあらゆる段階を一気通貫の自動省力化システムを提供することで、食品産業の生産性向上と品質管理に大きく貢献しています。