要素技術研究

まだ世の中に無い、
未知のものを創りたい。

基幹開発課

I・K 入社8年目 理学研究科 物理学専攻

<現在の仕事と役割について>

X線異物検査装置の性能を向上させるべく、ソフトウェア設計のリーダーとして日々奮闘しています。X線を通して得られたデータを画像に起こして、その画像から異物を見つけられるようにするため、新しいハードの技術をどこまで取り入れて、どのあたりに折り合いをつけて、最終的に新技術を生み出していくかを日々研究しています。
ソフト開発の難しさは、不具合が機械と違って目に見えにくいことです。
網羅的にしっかりとしたテストをしておかないと、検証段階ではバグ見つけられない可能性があります。「(ただ)動作が実現すればよい」のでは済みません。しっかりとしたテストが必要です。
また、お客様からご意見を頂いたり営業から改善を要求されることもあります。その意見には技術者への期待が込められており、良い意見なので、何とかしたいとの気持ちをもってチャレンジしています。

<仕事をしてうれしかったこと>

医薬業界向けに、きびしい基準をクリアして製品(質量検査システム)を開発したことです。法令の主旨と求める内容を理解し対応したうえで、できるだけ使いやすい装置を開発するために新しいインターフェイスやログイン管理などを実装することで、新しい製品を実現したことです。大規模な開発となり苦労しましたが、やりがいのある仕事でした。

<この仕事に求められる力は>

(私自身が努力中ですが、)何が求められているのかよく聞いて考える(理解する)力と、それを具体的に製品に落とし込む(表現する)力が必要と考えています。
理解する力、表現する力は、どの仕事でも大事なことであると、社会人になって改めて痛感しています。

<学生時代に打ち込んだこと>

専攻は理学部で、金属の単結晶を作っていました。世の中に無い未知の組成を持った金属化合物を作り、その性質を調べる研究に打ち込みました。
趣味では音楽に打ち込みました。ライブを見に行ったり、CDを集めたりしていました。CD収集のための某レンタルショップでアルバイトもしました。

<休日の過ごし方>

子供との時間を大事にしています。家事もします。
イシダ軽音部としての活動(社内ライブ、定期演奏会)を行っています。

<イシダへの入社の決め手>

組み合わせ計量機やノントレー包装機を見て、イシダの製品が個性的なところに惹かれました。まず技術者の発想に驚き、その発想を製品に反映していく企業姿勢を感じ、「自分のそのような製品を創りたい」と思ったことが決め手です。