世界初の第1号機を自らの手で
大手食品メーカーのモノづくりを
支える手応えとやりがい
東日本産機システム部 営業三課
F.T 入社11年目 法学部 法律学科
現在の仕事の内容と、その中でのあなたの役割について
メインの計量機のほかに、特注機のご依頼も多くあります。「こんな機械でこのような商品の計量はできないか」という漠然としたお客様のニーズを具体的な機械に落とし込み、世の中にまだ存在しない第1号機をオーダーメイドでつくりあげていく。それが私たち産機システム部の役割。この仕事の最大の魅力であり、醍醐味だと思っています。
もともとイシダは計量機の分野で絶対的な地位を築いていますが、最近ではお客様も二社・三社購買が当たり前の時代。他社との競争に勝ち抜いていかなければなりません。心がけているのは、お客様の「こんな機械があったらいいのになぁ」というニーズへの気付きと発見。イシダの強みであるトータルシステムの提案力と新しいモノづくりへの「熱意」で他社と差別化を図っています。
私たちが手がけるプラントは、機器単体でも100~1,000万円、生産ラインになれば1億、建屋全体になれば2億というように非常にスケールの大きな仕事。お客様から「すべて君に任せたよ」とプラントをまるごと任せてもらえることも多く、やりがいは抜群。若いうちからダイナミックな仕事に携われるのもイシダで働く魅力の一つです。
今までの仕事で一番印象深かったのは、あるお客様に「唐揚げの生産ライン」を導入したときのこと。食品はナマモノなので、日によって、時間帯によってモノの性質が変化するので、上手く搬送するのが非常に難しい。受注に至るまでには、お客様の工場に機械を持ち込んでデモンストレーションを行い、何度もテスト・効果・検証を重ねました。「よしこれならイシダに任せよう」と言っていただくまでは困難を極めましたが、苦労した分、達成感は大きかったですね。何よりもまだ世の中にない仕組みにトライし、成功したことが嬉しかったです。
最近、イシダの海外事業部から、この時に完成させた「唐揚げライン」をあるお客様に提案したいという話があり、次のビジネスへ繋がっていると思うとこれもまた感無量でしたね。目標は「あのラインをつくりあげたのはイシダのF.T」と言われること。そして、先輩たちから受け継いだ“トライの精神”を後輩たちにも伝えていきたいと思います。
イシダへの入社の決め手はなんですか?
就職活動をスタートした頃は、知名度先行型で大手食品・飲料メーカーばかりを回っていました。様々な企業を見ていくうちに、若いうちから責任のある仕事を任せてもらえる企業へ就職したいという想いがだんだんと強くなっていったんです。その時に出会ったのがイシダ。会社説明会で、1~2年目からわりと大きな仕事を任せてもらえる少数精鋭の会社と聞き、「ココなら明確な目標を持って頑張れる!」と思いましたね。食品大手を支えているという仕事の面白さ、創業120年のグローバル企業としての安定感、そして何より風通しの良い社風に魅力を感じ、入社を決意しました。
学生の皆さんへメッセージをお願いいたします。
イシダの営業職は、商品知識と提案力が求められる仕事。疑問に思ったことはきちんと質問できる人、自ら情報発信できる人に向いていると思います。言われたことだけをやるのではなく、「こんなのやりましょう」と自ら考え、提案し、行動していくことが大切です。業務を進めていくうちにわからないことも出てくると思います。そんな時は、勇気を出して先輩や上司にどんどん聞いてください。私も後輩に「今聞かないと5年、10年経ってからは聞けなくなるよ」とよく言います。最初はわからないのは当たり前。どんどん聞いて吸収していく人の方が、ノビシロは大きいと思いますよ。