計量技術
120年以上磨き続けた、
イシダのコア・コンピタンス。
組み合わせ計量機 (コンピュータスケール)
世界シェアNo.1!
食品の大量生産に欠かせない製品。
約40年以上前に、イシダは全く新しい発想の「組み合わせ計量方式」を採用した自動計量機を発明しました。袋詰めする前の商品を数個ずつ分散して複数の計量器でそれぞれ計量し、その計量値を組み合わせる計算を行い、設定した重量に最も近い組み合わせを選び出して袋詰めする仕組みです。
1972 年に組み合わせ計量機「コンピュータスケール」を開発した時には、それまで計量と計算を組み合わせた装置が世界に存在しなかっただけに、産業界に大きなインパクトを与えました。現在では毎分260 回の定量計量が出来るほどに処理能力を向上させています。「誤差2g以内でピーマンを150g計量したい。」という要望が開発の契機となった組合せ計量機は、その高い計量処理能力が評価を受け、計量対象をスナック菓子、農産物、ソーセージ、詰め物や防虫剤・部品等の工業製品などにまで次々に拡大し、対象物の種類も次第に増えていきました。今日では、スーパー店頭に並ぶ様々な「定量袋詰め」製品の計量に欠かせない組み合わせ計量機。世界シェア約50%、国内シェア約75 %を誇る世界標準のシステムとなっています。皆さんの口にする食品の多くがイシダのコンピュータスケールを通ってきているものなのです。
ウェイトチェッカー
最大毎分600個!
搬送しながらモノの重さを量ります。
「コンベヤのついたハカリ。」 一言で表すと、ウエイトチェッカーはそんな機械です。独立した2本のコンベヤと計量部・操作部から構成されており、1本のコンベヤがイシダの計量技術が詰まったハカリの上に乗っている構造をしています。ウエイトチェッカーは、製造ラインにおいて製品の全数を自動的に重量検査・選別する目的で開発されました。いわば、「品質を守る最後の砦」。前段のコンベアから送られてくる製品を後段のコンベアに送りだすまでの間に、ハカリへの製品の供給・搬出と、軽すぎたり重すぎたりする不良品のライン外への排出を自動的に行う装置で、通常は製品を搬送しながらラインを止めることなくそれらの作業が行われます。最近では様々な分野で使用されており、その使用目的も単に軽量・重量品の排除にとどまらず、その計量値を充填機の制御に利用したり、データの収録や品質管理などのライン監視の目的に使用されたりと多様化しています。最大で毎分600個の製品の重さをチェックすることが可能で、猛スピードで生産される製品の一つ一つを丁寧に監視することができるので、こちらも現代の大量生産に欠かすことの出来ない機械です。国内市場では約4割のシェアを占めています。
対面計量値付機
最も身近な、「量り売り」に
欠かせない製品。
スーパーやデパ地下の肉売り場・お総菜売り場にいくと、こんなハカリを目にされることが多いと思います。これも、イシダの主力製品のひとつ。日本国内で見かける対面ハカリのおよそ2台に1台がイシダ製品です。皆さんきっと、お世話になったことがあるはず。近年では店員さんが重さを量ってくれるばかりでなく、お客さんが選んだ商品の重さを自分で量ってラベルを発行し、トレイに貼ってレジに持っていくセルフタイプの対面ハカリも登場。食品売り場の常識を変える製品となっています。他にも、画面が大きくなって動画が流せるようになったり、ネットワークに対応させて全店での情報管理を一元化できるようにしたりと、小売店の売上アップ・店舗運営の効率化が担えるように単なる「ハカリ」の域を超えた進化を続けています。