イシダは2014年に「組み合わせ計量機」、2020年には「自動計量包装値付機(WM-AI Super、Dtop-UNIなど)」の貢献度が評価され、京都の優良なグローバルニッチトップ企業として選定されました。
はかりというニッチな商材から世界へと進出。
グローバルニッチトップ企業として、
京都から「世界一」を目指すイシダの強みをご紹介します。
グローバルニッチトップ企業とは?
グローバルニッチトップ(GNT)とは、ニッチな分野で世界市場のトップを獲得している企業を指す経済用語です。2014年と2020年に経済産業省にて「グローバルニッチトップ企業100選」が選定公開されました。ニッチ分野において適切なマーケティング、独自性の高い製品・サービス開発、厳格な品質管理などにより差別化を行い、グローバル市場でも高い世界シェアを持ち、優れた経営を行なっている企業が対象となり選定されています。
「グローバルニッチトップ企業100選」の定義は、特定の商品・サービスの世界市場のシェア率が概ね20%以上を確保している企業が対象となっています。
イシダは計量包装業界において、国内1位、世界2位のシェアを誇り、特に主力製品となる組み合わせ計量機はアジアや欧米、アフリカなど世界約120カ国に販売し、世界シェアは約75%を占めていることが評価されました。
イシダがグローバル市場から選ばれる理由
計量包装業界においてイシダ製品は高いシェア率を占めるため、業界主要メーカーのひとつとして広く知られています。
イシダ製品が選ばれる理由として、扱う製品群の幅広さと高い技術力により、付加価値をつけた製造ラインを提案できる点があげられます。食品分野の産地から小売まで、幅広く網羅した製品群を取り扱っており、一社単独で全行程を構築できることが他社にはないイシダの強みと言えます。
世界市場において高い評価を獲得し、マーケットシェアを確立できた大きな要因として「組み合わせ計量機」という製造工程上流を司る製品開発に成功し、ノウハウをいち早く蓄積できたことも大きく影響しているでしょう。
今までに無かったものを生み出す秘訣とは
イシダは「組み合わせ計量機」や「ノントレー包装機」、「IMAS-G」など、世界初となる製品を数多く生み出す開発力がある点が強みです。
オーダーメイドを基本とするイシダ製品は、お客様の要望をそれぞれの製品に反映する必要があります。必然的にお客様から相談を受ける機会も多く、イシダの営業や技術者たちには、現場で起きていることを丹念に見つめて課題解決に向き合う姿勢が受け継がれています。
お客様ごとの要件はさまざまで、その要望を「可能」へと実現化するには、決まりきったテンプレート対応では不可能です。愚直に問題解決に向き合い、会話の端々からヒントを得て着想する行動は、イシダの行動規範のひとつである「三現主義」の考え方そのものを体現しています。
そうした日々の行動の積み重ねは、イシダが長年培ってきた製品開発と顧客対応の貴重なノウハウとして蓄積され、お客様の高い期待に応えるべく日々の現場で活かされています。
全ての答えは現場にあり
イシダの三現主義がもたらすもの
ニッチ市場のニーズを的確に捉えた成功要因には「三現主義」が大きく影響しています。
イシダには「現場に行く・現物を見る・現実を知る」という「三現主義」の行動規範があります。お客様のニーズや問題を探るには「聞いているだけ」では見えてきません。まず現場に赴き、その現物、現実の状況を知ることで始めて問題解決のヒントが見えてくるからです。それらの丹念な行動により客観的な事実が得られ、物事や問題の本質を見極めて製品の形に落とし込み、お客様や社会の利益となるよう貢献しています。
グローバルニッチを見据えた世界戦略
コロナ禍により感染症対策として食品個包装への意識が高まり、より安全で安心な食品提供を求められています。その中で、より正確で衛生的に袋詰めができ、省人化にも貢献できるイシダ製品の需要が伸びています。
足もとのグローバル市場は新型コロナの感染拡大の影響が依然として続いていますが、こうした中で世界市場で勝負するために、「イシダにしかない強み」や「イシダだからできること」を重要視しています。
「はかり」というニッチな分野から世界へとグローバル展開し続けるために、人財力、技術力、市場寡占度を高めて高付加価値のサービスを安定供給できるよう海外拠点強化にも積極的に取り組んでいます。
イシダの精神が宿る、モノづくりへの熱い想い
できないとは言わせない、できるまでやるのがイシダ
イシダでは食品工場やスーパーマーケットのお客様が大半を占め、その多くがニーズベースでお客様ごとに応じたオーダーメイドの製品を開発しています。
困難な要望にも必ず応えようとする粘り強い姿勢や熱意、そして解決に導くための技術力。そのような日々の努力の積み重ねにより製品が生み出され、それらひとつひとつの過程はイシダの貴重なノウハウとして蓄積されています。
次の世代へ繋げるためのイシダのモノづくりのイノベーションは、こうして日々、全国の拠点で繰り広げられています。