不変式敏感自動秤の開発

直面型上皿自動秤 不変式敏感自動秤

昭和6年(1931年)に自動秤が開発され、広く使われるようになりましたが、当時のバネ式指示秤には、温度変化による誤差の発生という宿命的な欠陥があり、そうした信頼性のなさから、”雑用秤”とも呼ばれていました。温度変化による誤差発生の克服という、新しくそしてより困難な課題に対応するため、当社は昭和8年(1933年)に温度補正装置を備えた自動秤を開発しました。
構造的に温度補正の困難な上皿型を避け、比較的加工の容易な横皿形式を採用すると ともに、三回転式の指針や両面表示などの機能を装備した斬新なもので、またその温度補正装置は、金属製の衡桿に硬質加硫ゴム(エボナイト)製の副桿を装着したもので、温度変化にともなう伸縮によってエボナイト桿上の力点が移動し、誤差の発生を未然に防止するという精巧な機構を持っていました。
 温度補正装置を搭載した新しい自動秤には、「不変敏感自働秤」の名が与えられることとなりました。
こうして、バイメタル式の温度補正機能付き自動はかりは誕生したのです。

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