京都の森を未来へ
~「イシダの森づくり」の取組み~
私たちは、京都の豊かな森林を未来へ引き継ぐため、企業や個人、ボランティア団体など多様な主体とともに「京都モデルフォレスト運動」を推進している公益社団法人です。
企業・団体による森林づくり活動をはじめ、森林・林業、木材利用、自然環境をテーマにした府民公開講座や観察ツアー、子ども向けの体験学習など、さまざまな活動に取り組んでいます。
私たちの文化は、自然と共生し、
四季の美しさと生物多様性を守ることで育まれてきました。
先人から受け継いだ自然の豊かさを再認識し、
自然から学び共に生きる知恵と文化を次世代へ繋げていきます。
地球規模の環境問題と地域課題への対応は、現代社会における喫緊の課題です。
地球温暖化、生物多様性喪失、地域環境の悪化など、様々な問題が私たちの生活や未来を脅かしています。こうした課題に立ち向かうため、企業は環境問題への取り組みを積極的に推進し、社会に貢献する責任を担っています。
私たちイシダグループは、1893年の創業以来、企業理念「三方良し」(自分良し、相手良し、第三者良し)のもと、事業活動を通じて社会の発展に貢献できるよう努めてまいりました。
イシダは、省力化・環境貢献型製品の開発、廃棄物の削減、省エネ活動などを通じて、環境負荷の低減に取り組んできました。
そして、新たに「イシダの森」の活動をスタートしました。
「イシダの森」等を通じて、日本・地球の環境活動、グリーントランスフォーメーション(経済社会システム全体を変革することで脱炭素社会を実現)に取り組みます。
私たちはこの活動を通じて、環境保全、地域社会との共生、次世代育成など、様々な社会課題の解決に貢献し、より良い未来を創造していく努力を続けていく所存です。
イシダの森公式インスタアカウントでは、「イシダの森」の様子、活動状況やイベントなどの情報をお届けしています。
「イシダの森」での「こども森づくり・体験学習会」の様子を、公益社団法人京都モデルフォレスト協会様のWebサイト内でご紹介いただいています。
「イシダの森」は、イシダグループが所有し管理している森林で、京都府と滋賀県の県境に位置する「如意ヶ嶽」の一部を構成しています。
面積は約117ヘクタール(東京ドーム約25個分)に及び、森林の自然を維持できるよう保全しています。
自然環境保護の大切さを理解し、持続可能な社会の実現に寄与するため、自然環境の専門家からの記事を掲載しました。
No.003
京都の森を未来へ
~「イシダの森づくり」の取組み~
私たちは、京都の豊かな森林を未来へ引き継ぐため、企業や個人、ボランティア団体など多様な主体とともに「京都モデルフォレスト運動」を推進している公益社団法人です。
企業・団体による森林づくり活動をはじめ、森林・林業、木材利用、自然環境をテーマにした府民公開講座や観察ツアー、子ども向けの体験学習など、さまざまな活動に取り組んでいます。
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No.002
森林保全と次世代への環境学習の重要性
私たちは、京都・東山の山腹に広がる法然院の森をおもなフィールドに、環境学習活動を行っている市民グループです。そのお寺の森を抜けて送り火の火床から大文字山山頂に向かえば、京の暮らしや伝統行事を支えてきた里山の森が、そこから如意ケ岳に向かえば、さらに山の魅力に溢れる森が広がっています。古道も通るその山域に、この度「イシダの森」と命名された一帯が誕生しました。
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No.001
イシダの森にみる生物多様性とその維持の重要
京都市左京区の如意ヶ嶽の西に位置する雨社大神から如意ヶ嶽の東までの主尾根とそこから南、北へ伸びる支尾根にひろがる「イシダの森」には、多くのアカガシの巨木が分布しています。多くの皆さんが、ハイキングなどでこの小道を通っておられますが、スギやヒノキの人工林に囲まれているため、その周辺に巨木が拡がっていることは、あまり知られていません。
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地球温暖化は、現在だけでなく、未来の世代にも影響を及ぼす深刻な問題です。イシダは、持続可能な社会の実現に向けて、「イシダの森」の管理・運営を通じ、二酸化炭素の排出削減や環境負荷の低減に努めています。
豊かな森は、二酸化炭素を吸収するだけでなく、生物多様性の宝庫であり、水資源の涵養や土壌の浸食防止など、地球環境の維持に重要な役割を果たします。
私たちは、「イシダの森」の活動を通じて、将来の世代に豊かな自然環境と持続可能な社会を残すことを目指しています。企業理念「三方良し」の精神を基に、今後も積極的に情報発信を行うことで、環境問題への意識を高め、持続可能な社会の実現に向けて貢献していきます。
「イシダの森」を通じて持続可能な環境を構築し、生物多様性の保護と共に、地域社会と協働し自然教育の推進を行います。
未来の世代へ豊かな自然環境を継承するとともに、地域の子どもたちに自然との共生や環境保全の重要性を理解してもらうことを目指します。
自然環境と
生物多様性の保全
「イシダの森」は、全ての生命への尊重と保護を具現化した場所です。常緑広葉樹林を始め、「アカガシ」(ブナ科コナラ属)の巨木など貴重な自然が織りなす生態系が広がっています。これら独特の生物群は、私たちの森が保有する多種多様な生命体の象徴であり、私たちの責任と義務はその生物多様性を次世代まで続けることです。
環境・自然学習を通じた
次世代育成
「イシダの森」は教育・学習の場でもあります。教育機関や森林専門家と協力し、地域の子どもたちを対象に体験型自然学習イベントを主催します。
子どもたちに自然の価値について理解を深め、知的探求心を育てる助けとなり、心身ともに健やかな成長を支援します。